サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者が安心して暮らすために、支援するサービスの付いバリアフリー化された高齢者用の住宅です。
介護保険を使った介護サービスの提供は、事業者によって異なります。
また、長期入金などによって事業者より一方的に解約させられる事はございません。
サービス付き高齢者向け住宅が制度化された背景は、高齢化社会による要介護者の増加、夫婦のみや単身世帯の増加、特別養護老人ホームなどの施設の不足を背景に、高齢者住宅不足などがあげられます。
2012年に高齢者住まい法の改正により、これまで高齢者限定の賃貸物件という以外に規定がなかった「高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)」、「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」、「高齢者向け優良賃貸住宅」を廃止して、一定の基準が定められ、「サービス付き高齢者向け住宅」に一本化されました。
- 設備に関しては各専用部の面積が原則25m2以上である事。
- 各専用部に台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室を備えているものであり、バリアフリー構造が必要である。
- サービス面では安否確認と生活相談サービスが必須である。
- 契約時、専用部分が明示された契約を書面によって締結することが求められる。
- 契約は長期入院などを理由に事業者からの一方的な解約などを防ぐ内容になっていなければならない。
- 受領できる金銭は敷金・家賃・サービスの対価のみとなっており、権利金等の受け取りは不可。
などの規定が定められています。